よくわかる!茨城県立高校入試(特色選抜・共通選抜)の仕組み

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茨城県高校入試ガイド

よくわかる!茨城県立高校入試(特色選抜・共通選抜)の仕組み

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茨城県立高校の入試は数年前まで、推薦・一般の2回の募集とそれぞれの入学試験が行われていましたが、現在は1回の募集になりました。これを「一般入学選抜」といいます。この一般入学選抜は、”すべての高等学校で共通選抜を実施するほか、高等学校の裁量で、文化,芸術及び体育等の分野において優れた資質・実績を有する者を対象とする特色選抜を実施することができる” (茨城県立高等学校入学者選抜実施細則)ことになっています。
ここでは、茨城県立高校の一般入学選抜(特色選抜・共通選抜)について解説します。
[県教委]飛躍 県立高校は未来のあなたを応援します-リーフレット-(2017/7/13)

1.入学願書等の提出

・入学志願者は、中学校に次の書類を提出します。
・「入学願書+学力検査受験票」(全員)・「志願理由書」(特色選抜志願者)
・中学校長は、上記の書類と「調査書」を志願先高校に提出します。
・志願先高校から送られてきた「学力検査受験票」を受け取ります。

2.志願先変更

・志願先変更を希望する生徒は、「志願変更届」と先に受け取っていた「学力検査受験票」を中学校を経由して最初の志願先高校に提出し「志願取消証明書」を受け取ります。
・新志願先高校に、新たな「入学願書+学力検査受験票」と「調査書」、特色選抜志願者は「志願理由書」、そして旧志願先高校の「志願取消証明書」を中学校経由で提出します。
・新志願先高校から送られてきた「学力検査受験票」を受け取ります。

3.入学試験の実施|平成30年度受験

(1)学力検査

・平成30年3月6日(火)
・5教科(各科100点500点満点・1教科50分)
・志願者全員(共通選抜・特色選抜)が受検します。

(2)面接、作文、実技検査実施

・平成30年3月7日(水)
・共通選抜のうち実技検査がある学科を志願した生徒(面接は実施せず)
・特色選抜のうち面接(全高)、作文(筑波高校のみ)のある学科を志願した生徒

4.特色選抜の合否判定

※平成30年度入試に関する情報は平成29年9月に発表されます。

(1)学力検査点+調査書点+面接+その他の選抜資料

例)平成29年度高松清松[総合]募集定員200の場合
特色選抜の募集人員数の内体育分野で20%:200×0.2=40人
選抜資料及び配点:学力検査500+調査書200+面接100+体育実技100=合計900点
特色選抜の募集人員数の内文化芸術等の分野で10%:200×0.1=20人
選抜資料及び配点:学力検査500+調査書200+面接200=合計900点

(2)合否判定

・総合的な判断により合格者の決定
・合格しなかった受検生は共通選抜により合否判定が行われます。

5.共通選抜の合否判定

(1)共通選抜の募集人員数

・共通選抜募集人員数=定員-特色選抜合格者数

(2)合否判定・A群選抜

①学力検査の得点合計(500点満点)の高い順位に並べます。
②調査書の評定合計(135点満点)の高い順位に並べます。
③学力検査順位が募集人員数の80%以内、かつ調査書順位が募集人員数以内(つまり募集人員数の100%以内)にある者をA群とし原則として合格。残った者をB群とします。

(3)合否判定・B群選抜

・B群の中から募集人員の残りを選抜します。
・B群選抜合格者数=共通選抜募集人員数-A群合格数
・学力重視の選抜と調査書重視の選抜を行いますが、その比率は、20:80~80:20の間で10刻みで各高校によってきめられています。

6.共通選抜の合格者選抜の例

ここからは具体的に例を用いて説明します。
-次にあげる条件で合否判定します。-
・特色選抜を実施しない高校
・共通選抜の募集定員数は100人
・受検生は115人
・学力検査重視と調査書重視の比率が70:30

【STEP1】
学力検査と調査書の順位をつけてA群を選抜します。
学力検査順位が(募集定員100人の80%以内なので)80位以内、調査書順位が(募集定員100人の100%以内なので)100位以内の受検生はA群となり、原則として合格です。


【STEP2】
残った受験生をB群として学力検査重視と調査書重視で選抜します。
(この例ではA群合格が70人だったとして説明します。)
募集定員は100人なので、100-70=30人を選抜します。この例では、学力検査重視:調査書重視が70:30なので、
学力検査重視で選抜する人数は、30×0.7=21人
調査書重視で選抜する人数は、30×0.3=9人 をそれぞれ選抜します


このように選抜したところ、両方に重複する受験生が出てくることがあります。
この例の場合では、№039、№093、№102、№110の4人が重複しています。
このままでは、B群からの選抜者は26人にしかなりません。
ですから、実際のB群選抜では、次の2通りの方法のどちらかで選抜することになっています。

【B群選抜方法その1】
先に調査書重視で9人を選抜した後に、重複する生徒を除いて学力重視の21人を選抜する方法です。
この方法により、学力検査重視で選抜する生徒の順位が下がり、№003、№056、№063、№073が選抜されることになりました。

【B群選抜方法その2】
先に学力検査重視で21人を選抜した後に、重複する生徒を除いて調査書重視の9人を選抜する方法です。
この方法により、調査書重視で選抜する生徒の順位が下がり、№055、№069、№070、№087の4人が選抜されることになりました。

どちらの方法でB群選抜するかは、高校ごとに独自に決めています。
B群選抜でより学力を重視して選抜したい場合は、【選抜方法その1】で選抜することになります。

7.まとめ

ここまで、県立高校の選抜方法について解説してきましたが、まずは、しっかりと得点できる学力を備えることが大切です。しかし、受検日当日にその力を発揮しきれるかどうかは分かりません。一方、調査書点は、受検する前から分かっている確かな数字です。調査書点が高い生徒は、自信を持って受検できると思います。
茨城の県立高校入試では、この調査書点が、中1、2、3年の評価を同等に扱います。後から頑張っても、すでに出された評価は変えられません。中1からしっかりと定期テストに対策し、努力を積み重ねていくことが一番大切な事だと思います。